生きている以上、社会に存在する以上、必ずと言っていいほど他人と接することになります。
なぜか人付き合いが下手だと卑下される。
個性なんですけどね。
特に仕事だと結構くっきり分けてくる人もいますね。
よくある人付き合い格差
僕の経験談を少しお話しします。
広告代理業時代、僕が前職で所属していたチームでは僕と同僚の2人が前線に立っていて、良くも悪くも比較されやすい立場でした。
会社なので数字目標があって、そのころの僕と同僚はちょうど同じぐらいでした。ただ内訳は少し違います。
- 細かい案件50個くらいで量で稼ぐ僕
- 大きい案件2つを成長させ稼ぐ同僚
数字は同じなので会社の定量評価は同じなんですが、定性評価は異なります。
そのころ会社ではこんな声がよく聞こえてました。
「いやー(同僚)くん、最近あのお客さん伸びてるね!電話対応を聞いててもうまくいってるのがわかる」
実際、同僚はそのお客様に愛されていて、彼の存在が数字に貢献していたのは言うまでもありません。きっと僕では同じ結果にはならなかったでしょう。
一方、僕は僕で数字を伸ばしていて、結果だけ見れば同じ伸び幅を残しました。
50個抱えていたので、1つ1つに親身に対応するのは難しく、データを元に最適な提案をすることで着実に、堅実に数字を残します。
話の流れでわかるかもしれませんが、査定の結果は同じとはなりませんでした。
同僚は次の期からチームリーダーに、僕はもう半年頑張ろうという結果でした。
大きいお客様との取引を増やす等、会社の方針もあったものの、会社に貢献した数字は同じ。じゃあ何がこの差を生んだのか。
上司にはこう言われました。
「もっとアピールしていこう」
なんじゃそりゃ。
ちょっと当時の僕はスレていたので、アピールは上司がしてくれればいいんじゃないのか、同じ結果なのに評価がわかれるのはなぜか。と上司に直接問いました。
今は、「会社に所属した自分」が評価されるために必要なスキルの1つに「将来性の提示」があるというのは理解しています。役職を付与し給料を増やすことで、将来数十年会社に貢献する期待値が評価内容に存在するということです。
それを通常の会話でやりとりすると「アピール力」「コミュニケーションが大事」「周りに影響を与える」なんて言葉になるんですよね。
割と黙々と働いていた僕は、嫌われこそしないものの、同僚のように社内の雰囲気を明るくしたり士気を高めるような発言はしていなかったと今だからわかります。当時はわかんなかったなー…w
人付き合いの力は今後の社会で必須のスキルではない
上の人に評価してもらわないと給料が増えない、という時代は既に終焉に向かっています。
もう少し厳密に言うと、大企業に所属する以外の方法で収入を得る方法が増えました。
同僚みたいな人は、企業に所属しその価値を周囲と共有しあうのが最も良いかもしれません。
なので、大企業はなくならないし、今後も一定の割合で残り続けます。
しかし、例えば先の例みたいにコミュニケーション力がやや不足しているが、期待される結果には応えられる人間の場合、Youtuberやブロガーなど、主体的に配信するメディア経由で稼げる可能性があります。
実際、今では僕の収入は副業を含めると同僚をはるかに上回りました。
スポーツ選手や専門家、芸人などもそれを動画で広めたり、ネタの幅が広がったりと活動の範囲が広がっています。
人との直接的なコミュニケーションを必要としない収入の得方が、今後さらに増えていくと言われています。
もちろん拡大していく中で間接的に人と関わる機会はあります。
ただ、そのころにはその人は「経営者視点」で会話をすることができ、ビジネストークは交わせるはずです。仲良くなるためではなく、仕事を円滑に回すためだけに単語を選べばいいんです。
おわりに
「人付き合いが苦手なことを気にしない場所で戦う。」という選択肢があります。
いまだ学校の文化は大きな変化を遂げられていませんので、学生時代我慢をする人は一定数避けられないでしょう。
ただ、社会はすでに変化を始めています。
次のステージではもっと個人に視点があてられていきます。
学生時代の数年、社会人数年など簡単に巻き返せるくらい、個人でなんでもできるようになります。
人付き合いが苦手なことがストレスにならない環境で戦えるようになります。
その場所で思い切り自分の意志を貫くのはどうでしょうか。
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